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豚飼雑感2014年10月
長靴を履いて、豚と共に歩む

 そして妻はスマホにのりかえ、夫は一人ガラパゴスに取り残されたのだけれど、その携帯も調子が悪いらしく、この頃豚舎では電話があまり通じない。屋根の上なら通じるかもしれないと試しに上ってみたけれど、結局通じないまま切れてしまった。やれやれとため息ついたけど、ああ、なんてきれいな夕焼け。
 屋根の下のいろんな仕事ちょっと忘れて、電話のこともちょっと忘れて、屋根の上でちょっと立ち止まる。みんなで張り替えたちょっと雨漏りのする屋根だなぁとか、地球の上のどこからでも夕焼け見えるのかなぁとか。
“地平線に沈むかと思った夕日が、そのまま朝日となって昇ってしまう”星野道夫さんがアラスカの夏について書いた文章がふと思い出される。コヨーテという雑誌で最近読んだ。現れたり消えたりしているのは太陽ではなく僕らの方なんだという実感が湧いてくる。
 地球という大きな船の一隅に、屋根を張っては豚を飼い、うろうろ歩き回っては日が暮れていく。ただそれだけの毎日だけど、誰もが太陽の周りをうろつきながら長い旅をしているといえなくもない。それぞれの土地で、それぞれの季節の中で。たとえば僕なんかは長靴をはいて、豚と共に。
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豚飼雑感 | 15:15:02 | トラックバック(0) | コメント(0)
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