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豚飼雑感2012年6月

ちょっとほっとする養豚

 「あれは何だ」と農場にやってきた人が言うので、そっちに目をやると何やら土なんかほじくっているやつがいるので、「ああ、最近豚を飼い始めたんですよ」と分かりやすく説明すると、どういう訳かその人は面食らったように笑うのだ。職業柄、豚には名前なんかつけない主義なのだが、仮にその面食らわせの子豚ちゃんをブー子としよう。このブー子ちゃんが草むらの中から顔をのぞかせたり、犬のビーちゃんの小屋で昼寝をしていたり、短い足で砂埃をあげて全力疾走して来たりすることなどを理解してもらうには、一言では足りなかったのかもしれない。
 ブー子ちゃんはいわゆるヒネ豚であった。体重は平均の半分以下。乳を飲みっぱぐれて発育不良。そのわりにはどういう訳か食欲旺盛で、餌をがつがつ食べていた。しかし残念ながらこういう豚には居場所がないのだよ。いくらガッツがあってもそんなに小さくてはそのうち弱って死んでしまうか、病気になって他の豚の迷惑になっちゃうし、そもそも育ったところでその体では売り物にならない。餌ばっかり食って売り物にならないんじゃあ困っちゃうんだよな…。などとブー子ちゃんのお尻を見ながら考えている、血も涙もない二本足をよそに、ブー子はがつがつ餌を食っている。ここでもしブー子が弱気な態度を見せたりしたら命はなかったかもしれない。そして外はいい天気。春めいて暖かくなってきたし、オレの機嫌も良い。しかもいいかげん。まあいいや外にでも出しちゃえ、というわけで、この落ちこぼれの豚はまさに豚舎からこぼれ落ちたのであった。
以前にも1匹、同じ事をしたことがあるが3日ぐらいで死んでしまった。今度はどうかしらと思って見ていると、あっという間に首輪がきつくなってきてしまった。リードにつなぎっぱなしも糞の始末や散歩が面倒なので、この頃は好き勝手にやらせている。犬の放し飼いはやめましょうと保健所が言うけど、豚ならいいだろう。犬と昼寝して、山羊にちょっかいだして、泥んこになって帰ってくる。こんなん見て、ちょっとほっとしているオレは豚飼いに向いてないのかもしれない!?あんまり大きくなるなよ。食っちゃうからな。
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豚飼雑感 | 23:26:50 | トラックバック(0) | コメント(0)
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