これではどこの美女だかわかりませんな。

未分類 | 21:30:05 | トラックバック(0) | コメント(0)
豚飼雑感2015年6月
秘訣
 
 すえっこのひなたが3度目の春を迎えると、「ママはやまおかほいくえんでおしごとで、ひーはほいくえんでおるすばん」という事になりました。妻は13年ぶりに保育士に復帰して、9年ぶりに週に一度は豚舎の仕事をすることになりました。年とったように思われるから3年ぶりぐらいにしといて、とつぶやいていますけれど、実際あっという間。
 種豚舎の掃除と、出荷の後に空いた豚房を掃除して洗ってもらうという100%肉体労働を手伝ってもらうことにしました。掃除は一輪車とスコップで。洗うのは高圧洗浄機で。「洗うのは気をつけないとお返しが飛んでくるから」と親切にアドバイス。洗浄を始めて10分くらいするとなんか悲鳴が聞こえて機械が止まりました。アドバイスを理解したようです。
 しばらくして様子を見に行くと、妻は「どう?きれいになったでしょ」と言うので、洗った豚房のことなのか、それとも返り糞でお化粧した彼女の顔のことなのか、どっちのことかと思ったけれど、どっちにしろ「すばらしいよ」と答えておくのが夫婦円満の秘訣です。
5月の末、9年間豚舎で飼っていた犬のビーが死んでしまいました。長男が2歳の時もらってきた犬でした。あまりいい飼い主じゃなかったなぁと思いながら穴を掘りました。
 この頃は豚が死んだ時にも、あまりいい飼い主じゃなかったなぁと思ってしまいます。何%くらいはしかたないという考えがあるのも事実です。でも死んでいく豚に「しかたないんだ」とは言えません。この辺の気持ちと、その辺の考えが円満に行く秘訣があったら教えてほしいものです。


豚飼雑感 | 21:33:41 | トラックバック(0) | コメント(0)
豚飼雑感2014年10月
長靴を履いて、豚と共に歩む

 そして妻はスマホにのりかえ、夫は一人ガラパゴスに取り残されたのだけれど、その携帯も調子が悪いらしく、この頃豚舎では電話があまり通じない。屋根の上なら通じるかもしれないと試しに上ってみたけれど、結局通じないまま切れてしまった。やれやれとため息ついたけど、ああ、なんてきれいな夕焼け。
 屋根の下のいろんな仕事ちょっと忘れて、電話のこともちょっと忘れて、屋根の上でちょっと立ち止まる。みんなで張り替えたちょっと雨漏りのする屋根だなぁとか、地球の上のどこからでも夕焼け見えるのかなぁとか。
“地平線に沈むかと思った夕日が、そのまま朝日となって昇ってしまう”星野道夫さんがアラスカの夏について書いた文章がふと思い出される。コヨーテという雑誌で最近読んだ。現れたり消えたりしているのは太陽ではなく僕らの方なんだという実感が湧いてくる。
 地球という大きな船の一隅に、屋根を張っては豚を飼い、うろうろ歩き回っては日が暮れていく。ただそれだけの毎日だけど、誰もが太陽の周りをうろつきながら長い旅をしているといえなくもない。それぞれの土地で、それぞれの季節の中で。たとえば僕なんかは長靴をはいて、豚と共に。


豚飼雑感 | 15:15:02 | トラックバック(0) | コメント(0)
夏休みの自由研究
小学2年生の次男の夏休みの自由研究はなんと『豚の研究』。彼の取った写真を少し見てみましょう。



「ぼくがこぶたにえさをやったとき、こぶたはのろのろとえさをたべていました」、との報告です。
後ろは見守る兄。


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・・・



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警戒心まったくなし。



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見慣れないやつが来た、みたいな。



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嗅ぎなれないにおいのやつが来た、みたいな。


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今日で夏休みも終わりです。


未分類 | 22:54:56 | トラックバック(0) | コメント(0)
豚飼雑感2014年6月
ウィルスで、雑然として

 世界はウィルスが蔓延している。ポールマッカートニーさんだって入院だ。生物なんだか何なんだか、詳しいことは知らないけれど、僕も割りと仲がよく、しょっちゅう風邪をひいている。
 豚を飼っていると、本当にあの連中とはうんざりするほど付き合わされる。インフルエンザ、日本脳炎、口蹄疫、PCV、PRRS、AD、PPV、TGE、TPP…そして今問題になっているPED。幸いにもまだ僕の農場には入ってきていないけれど、もうすぐそこまで来ているので恐ろしい。特に子豚がこの病気にかかると、ひどい下痢をおこし、致死率は50%にもなることがある。去年はアメリカで、そして今年は日本で大流行。日本だけでもすでに20万頭近くの豚の死亡が報告されている。これが人間の病気だったらどうなることか…。
 ウィルスと言えばたいてい悪者なんだけど、中には良い奴もいるのだろうか?もう少し大きな細菌の類では良い奴もいる。もっと大きな人間の類でも、良い奴はいる。良い奴らだけと付き合いたいものだけれど、そこかしこに悪い奴らがいるのも事実で、呼んでもないのに寄ってきたりする。類は友を呼ぶというやつだろうか、もしかして。
 いずれにせよ、われわれは目には見えない細菌やウィルスの微妙な変化と、その働きによって、大いに振り回されている。しかし本当に健康な人達は、こういった目に見えない小さい奴らとの付き合い方が上手いと思う。農業でも有機農業や自然農として発展しているが、もともと土から切り離されて発展してきた養豚ではそういった考えはまだまだ乏しいのが現状だ。
 そんな折にゴーバルでバスク地方の養豚についての話を聞く機会があった。試食もさせてもらったけれど、バスク豚が1位で、ボクノ豚が2位といったところだろうか。バスク地方で昔から飼われていた在来種の豚を、その地域で作られた穀物を餌にして、広い山林で木の実を食べながら、ゆっくりと育った豚が旨いに決まっている。豚を飼っているおじさんもいい顔で、消毒と投薬に追われてやつれた顔をしてはいない。そのバスク豚も以前は絶滅しかかっていたものだという。単に旨いだけでなく、バスクに生きる人達の誇りがしみこんでいるのだ。
 串原で養豚にかかわるようになって10年になる。なんかまだスタートラインに立ったばかりという感じもするけれど、そして今の僕の心境に合わせて雑然とした文章になったけれど、はい、風邪ひかないようにがんばります。


豚飼雑感 | 22:57:15 | トラックバック(0) | コメント(0)
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